ホームシックが見られるのは
『SAMANSA(サマンサ)』だけ!
\ 初回7日間無料 /
【合わなければ体験中の解約もOK】
短編映画のサブスク「SAMANSA」で配信されている『ホームシック』。
『ホームシック』は、東日本大震災から数年後、変わり果てた故郷で息子を想い続ける父親の姿を描いた短編映画です。
もし、大切な人を突然失ってしまったら…?
映画『ホームシック』は、深い悲しみを抱えながらも、前を向いて生きようとする人々の姿を描いています。
今回は、「ホームシック映画ネタバレ!どこで見れるかも調査!」と題してお届けしていきます!
また、『ホームシック』はアマゾンプライムやネットフリックスなど、大手VODサービスでは見ることができないため、短編映画のサブスク「SAMANSA」を利用しましょう!
短編映画『ホームシック』のネタバレ
東日本大震災と原発事故から2年後、帰還困難区域で遺品を探す村井。
防護服に身を包み、暗い家屋で時計や写真を探す彼の前に、突如少年が現れる。
白いTシャツに野球のユニフォームを着たその少年は、村井の息子・じゅんだった。
村井は、じゅんと共に目的の品、写真の入った缶を見つけ出す。
車で送り出す際、車が来ないはずの道で「気をつけてな!」と声をかける村井。
その姿は、まるで日常が途切れていないかのように、息子との時間を大切にしているようだった。
しかし、荒廃した風景、閉鎖された区域の柵が、彼らが置かれた現実を突きつける。
村井は仮設住宅で暮らす人々を訪ね、彼らの大切な品々を届けていた。
ある女性は、夫の死を「運が良かったのかもしれない」と語る。
それは、震災と原発事故によって失われた日常、変わり果てた故郷への複雑な感情を象徴していた。
別の女性・木村からは、警戒区域への同行を頼まれる。
村井は、留守番電話に日々の出来事を報告し、ノートに探し物と届けた相手を記録していた。
それは、失われた繋がりを繋ぎ止めようとする、彼なりの方法だった。
木村との道中、彼女は母親の遺骨を納めるために故郷へ向かうことを明かす。
村井は、自身も息子の野球ボールを探していることを告白。
少年、つまりじゅんは、二人の後を追っていた。
木村の母親の墓前で、じゅんは村井に「僕のためにも灯篭を流してくれるの?」と寂しげに問いかける。
帰還困難区域から戻った村井は、木村と食事の約束をする。
それは、失われた日常を取り戻そうとする、ささやかな希望の光だった。
しかし、村井は灯篭流しの誘いを断る。彼は、じゅんとの約束を果たさなければならなかった。
海辺で砂の亀を作るじゅんに、村井はウミガメの形に変える。
「灯篭も海に行くの?」と問うじゅんに、村井は彼をある場所に連れて行く。
それは、かつて家族で訪れた遊園地だった。
そこでじゅんは、村井が探し求めていたサイン入りのボールを渡す。
「これを持って、ここにはもう来ちゃダメだよ」と告げるじゅん。
それは、死者と生者の境界、過去と未来を象徴する言葉だった。
ラストシーン、村井は木村とではなく、じゅんと共に灯篭流しを行う。
灯篭にはウミガメの絵が描かれていた。
じゅんは村井のマスクを着け、自ら灯篭を流す。
たくさんの灯篭が流れる中、二人は静かに寄り添う。
それは、別れを受け入れ、未来へと進むための、鎮魂の儀式だった。
村井は、過去と向き合い、喪失を受け入れながらも、未来への希望を抱き、新たな繋がりを築いていく。
震災と原発事故によって引き裂かれた人々の心の傷と、再生への道のりを描いた、切なくも温かい物語である。
短編映画『ホームシック』の感想
映画『ホームシック』は、東日本大震災と原発事故から数年後の帰還困難区域を舞台に、息子を亡くした父親の心の彷徨を描いた作品です。
主人公の村井は、防護服に身を包み、変わり果てた故郷で、人々の大切な遺品を届ける日々を送っています。
しかし、彼自身が探し求めているのは、亡くなった息子・じゅんの面影でした。
私には中学3年生と小学4年生の息子がいます。
村井が、誰もいないはずの道で、まるでそこに息子がいるかのように「気をつけてな!」と何度も声をかけるシーンは、胸が締め付けられる思いでした。
息子を失った父親の、どうしようもない悲しみ、それでも息子を想い続ける切ない気持ちが、痛いほど伝わってきました。
もし自分が同じ立場だったら…想像するだけで、涙が溢れてきます。
この映画で描かれているのは、喪失の悲しみだけではありません。
仮設住宅で暮らす人々、故郷を失いながらも前を向いて生きようとする人々の姿も描かれています。
特に、木村さんという女性が、母親の遺骨を故郷に納めに行く場面は、深く心に残りました。
故郷を失うということは、自分のルーツを失うこと。その悲しみは、計り知れません。
そして、この物語には、亡くなった息子・じゅんが何度も現れます。
それは幻影なのか、村井の心の投影なのか、観る人によって解釈は異なるかもしれません。
しかし、私には、それは村井の心の支え、前に進むための力のように感じられました。
じゅんとの交流を通して、村井は失われたものと向き合い、少しずつ再生への道を歩んでいくのです。
この映画は、震災の悲劇を描きながらも、普遍的な親子の愛、人と人との繋がりを描いた、心に深く響く人間ドラマです。
特に、子育て世代の方々には、子供を思う親の気持ち、失って初めて気づく大切なものについて、改めて考えさせられる作品だと思います。
また、震災を経験された方々には、この映画を通して、共感し、心の傷を癒すきっかけになればと願っています。
もちろん、心に深く残る人間ドラマを求めている全ての方にもおススメしたいです。
映画を観終わった後、息子たちを抱きしめたくなりました。
当たり前だと思っていた日常が、いかにかけがえのないものなのか。
この映画は、それを改めて教えてくれました。
そして、大切な人を失ったとしても、その人との繋がりは決して消えることはない、ということを教えてくれたように思います。
下記記事では、『ホームシック』以外にも、SAMANSAで見られるおすすめ映画をご紹介しています!
短編映画『ホームシック』の作品概要
タイトル | ホームシック |
監督 | Koya Kamura |
作品時間 | 27分 26秒 |
制作国 | 日本 |
ジャンル | ヒューマンドラマ 感動の物語 |
東日本大震災と福島原発事故から2年後… 村井は元住民のために、危険を顧みずに立入禁止区域に通い続けていた。しかし彼にはもう一つ、ある大きな理由があったのだ。あの日、全てを失ってしまった人に捧げる、「一歩」の物語。
短編映画『ホームシック』はどこで見れる?
短編映画『ホームシック』はアマゾンプライムやNetflixで見ることができません。
『ホームシック』は、ショート映画を配信しているSAMANSAで見ることができます。
- 世界中の良質で面白いショート映画を発掘し、クリエイターと直接契約している
- スマートフォン1つで誰でも、いつでも、どこでもショート映画の感動に出会える
- 月額料金たったの490円
- WEB版やIOS、Android版ともにアプリがある
SAMANSAは月額料金490円ですが、7日間の無料トライアルがあります!
また、支払日の前日までに解約した場合、料金は発生せず次の支払日まで映画を視聴することが可能です♪
ホームシック映画ネタバレ!どこで見れるかも調査!:まとめ
映画『ホームシック』は、震災で息子を失った父の心の彷徨を描きながら、失われた故郷、大切な人との繋がりを鮮やかに映し出します。
変わり果てた故郷で遺品を届ける村井と、彼の前に現れる息子の姿は、切なくも温かい。
喪失と再生、過去と未来が交錯する中で、村井が見つけたものとは――。
深い悲しみと希望が胸に迫る、心揺さぶる人間ドラマです。
大切な人を想う全ての人に、ぜひ観ていただきたい作品です。
『ホームシック』はアマプラやネットフリックスでは見ることができませんが、短編映画のサブスク「SAMANSA」で見ることができます。
たった27分ほどで観ることができるので、ぜひネタバレや感想を読んで気になった方は見てみてください。